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No.8 悪しき市場

ソフトバンクの孫正義社長のメガソーラー構想は、今や話題にも上らない。
正式な発表が無いため定かではないが、とんでもない言われようである。
儲からないからやめたとか、復興の邪魔だとか、韓国人(違う説も有るが)のためか風当たりが酷すぎる。

さて、本当にメガソーラー構想は、駄作だったのか?
孫社長は、設けたかっただけなのか?

違わない?
実際成功したら、孫社長は、儲かる事に成る。
でもそれは当たり前の事で、電力会社のように悪質に儲け、その行き先が幹部等の懐に消えるだけではない。
孫社長は、人助けのため結果的に儲け、儲けた金も寄付する心が有る。

会社組織なるもの、こうでなくてはならない。
社員を養い、余裕を持って余りを寄付。
素晴らしい。

実際の所、儲けが見込めず現在に至るのであろう。
儲けが見込めなければ、社員を養えない。
選択は、間違いではない。
ただ途中で想定外があったのであろう。
建築地を巡り沢山の声が上がるような構想であるのに。



そもそも今ソーラーシステムは、日本を抜き中国がトップである。
何故日本は抜かれたのか、日本の物作りは絶対に素晴らしい。

優れた技術者は出世する。
ただ無知な分野の管理職である。
高収入を得えてご満悦であろうが、得意分野ではない。
そんなに多方面に才能を持つものは少ない。
そして現場は、優れた技術者を欠き低レベル化。

そんな日本企業のシステムも悪い。
ただそれだけではない、決定的なのが、電力会社と政府の癒着である。

どんなかは、前に触れたと思ったので省略。

兎に角原発を進めたいのである。
自然エネルギーで全てを賄う必要はない。
割合が多くなるだけで、原発が電力会社が政府が問題を抱える訳である。

市場が閉鎖的なのである。
独占だね。

他企業が発電しても相場について何も決まらない。
儲ける算段がつかず開発に時間・コストを費やせない。
これらの問題は、国が何らかの援助をするべきである。

日本のソーラー発電の電気買取制度は、家庭で使用した余りを売ることになっている。
これでは、人それぞれ使用度に差が有りどの位の売却益が見込めるか、事前に算出するのが難しい。

中国では、発電したもの全て買い取りが可能である。
これによりソーラーを取り付ける際に、優位に物事が進むようである。
結果取り付ける者が多くなり、量産出来れば安くなる。
ますます利用者が増え、儲かり開発が進む。
日本は、これを邪魔してる。

市場の操作は、開発に多大な影響を及ぼす。
何と、原発開始当時は、万が一の事故等を想定し、無人偵察機(ロボット)の開発を行っていた。
ところが、世間の関心が薄れた頃、開発援助がストップ、作っても電力会社が買い取らなければ、全くの赤字である。
やがて、そのような計画は消え去った。

それが、事故当時海外の無人偵察機に頼るお粗末を招いた。

孫社長は、閉鎖的な市場を熟知していただろう。
ただ、原発の人災に触れ、原発はもう有り得ない。
電力会社も政府も流石に心を入れ替え、ここが良い方向への転換期になる事を信じて疑わなかったのであろう。


本当に信じられない流れがある。
あれだけ犯罪的な詐欺による原発が、とんでもない被害を出して置きながら、解決策(除染処理場決定等ね)どころか原因追求(地震との因果関係の事ね)もしないで、事故収束・60年使用可とか勝手に決めちゃんだよ。
この期に及んで、原発復活だよ。
全く反省していない。
呆れた根性である。
しかも誰も抵抗できない。
犯罪的行為も犯罪だと指摘する事自体が難しい体制を築き上げた素晴らしく悪に満ちた世の中だと思い知った。


孫社長を悪く言うのは、原発で利益を得てていて、そんな今が無くなるのが怖い者か、常識の無い者か。
一番の悪は、何にも考えないで、孫社長は悪いやつだ!と加担した人です。
(でもやっぱり、電力会社や政府の上の方で、暗躍している人とかだよね。)

彼は、救世主に慣れたかもしれない。
現実のヒーローは、非常に弱い立場にいる。
いや悪が強すぎると言うべきか。
悪に加担しないよう、正しい目で物事を判断する必要がある。

彼は、復興の邪魔をし、個人利益に目を眩ませた金の亡者ですか。





ちなみに、酷い中庸の中にこんなのがあった。

「頭で発電しろ!」

ん、それは有り。





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No.7 原発停止いつ?

No.3で原発停止40年構想に触れたが、しばらくして正式に政府が原発停止40年を発表している。
原発は危険だが、そこが焦点ではなく東電の資金繰りが危うくなるのを阻止したい。
だから政府は少しでも原発を続けたい。
それでも、40年が限度だと判断したと言うことだ。

つまり、40年かけての段階的停止は、原発を進めたいと言う者の落としどころである。
これと同じ意見を述べるものは、原発推進派と何ら変わらない。
少しでも短くする事が大事ではないのか。

それを悲しいことに17日、40年が60年になる案が報じられた。
例外的とか厳正審査とか言ってるけど、基本60年になるんじゃない。
アメリカの基準に合わせて妥当だとしている点からそうなるよ。

40年で納得されていた、No.3で紹介した司会者や政治家の方は、40年が限度だと言って頂けるのか。
まさか、60年でも良いんじゃない!何て言わないよね。

直ぐ止める事も可能でしょ。
経済的にデメリットが大きくなるかもしれないけど、リスクは半端じゃない。
福島の原発も地震が原因で支障が出ていた可能性もある。
そう言う所をしっかり調査して、その上で国民に頭下げて、今度こそ信じてって!
そう言う順序じゃないの?
酷かな?
誰も信じないし、調査したらボロでまくりだね。
だから、そっちはおいといて、 さ!原発続行!!そう言う思考回路だね。

それにしても解決どころか、悪い方に移行するために動力を使ってないで、もっとやらなきゃならない事あるでしょ。

除染したのどこに捨てるか早く決めようよ。
移動するだけだから移染って言われてるけど、あれも悪質だよね。
根本的な解決がないのに、ビジネスとして報酬を得るものが居る。
そこに税金が使われるかと思うと、………断念。
中には、ボランティアで行っている方も居ると思うけど、そもそも除染は無理があると思うよ。
枯葉やら花粉やらと共にまた降り注ぐ!

電気料金もUPするだろうけど、内訳ちゃんと公表しろ!
海外との電気料金比較からも、日本はぼったくり確実な訳で、精算したら今位の料金でもおつりが出るのでは?

詐欺だね。

話し変、わるけど、山形のお米とアメリカのお米を山形の人が食べ比べたら、アメリカの米の方がおいしいと言う人がやや多かった。
その上でTPPに正式に参加した場合、アメリカの米は、日本の米の1/2の値段になるかもしれない。
どちらを買う。
の答えの多くが日本の米。
日本の農業を守るためと言う訳ではなく、海外のは信用できない。
だっ!!

今や日本の方が信用できない。
プルトニウム入ってるかもよ。
何を根拠に日本政府を信用しているのか。
プルトニウムは重いから飛ばない。
を信用したの?
そんな話題も知らないの?

若しくは、アメリカ?海外を信用できないのかな。
中国は別として。

日本の方が遅れている事だって、多々ある。
その辺はまた今度。






No.6 耐震偽装事件その後3

No.5の続き
審査と言うが、審査出来る者も限られる。
いくらお役所の方が、頭が良くても、周期的に人事を移動していれば、ほぼ素人であったり、経験不足な者もいる。
構造計算は、さすがにそんなに簡単なものではない。
解らないまま審査していたりする。
最終的には責任者等が確認はするであろうが、そんなに時間を掛けられるものではない。

元々完全審査など行っていない。
だから、偽造を見逃しても(耐震偽造事件は、ちょっと酷いが)次から見逃さないようにするだとか、画期的な解決策などない。

それを大臣認定プログラムで有れば、あまり知識が無いものでも、マニュアル通りの審査で、安全が確認できるようにしたかったのだろう。
結局妄想に過ぎず、審査が楽な建物は、限られる事になる。

実際は、こんなものである。
ただ現場で審査する者は、まじめに取り組んでいる。
そこは、攻めてはいけない。
システムが悪い。
審査出来る者を育成する環境を国が提供し、将来を見据えたビジョンを持つべきである。

それが残念な事に、良くない方向に進んでいるように思えてならない。
お役所や民間検査機関の審査を第三者機関が更に審査する対策を打ち出した。

当初第三者機関は、お役所や民間検査機関の審査が、適切で有るかの審査をするのが、目的であったはずだ。
従来通り申請元が責任を持ち審査し、そこに第三者機関が誤りがないよう助言をする。
今考えても、その形が理想的であると思う。
が、第三者機関の審査が始まってみると、第三者機関に重く責任がのしかかっている。

最も最悪な事例では、役所は構造的な審査を第三者機関に丸投げし、書類の誤字脱字等のみをチェックしているのだ。
おっと!これは夢の話だったかな?
更に夢の話を進めます。

つまり役所は構造の審査をしていないから、後で偽造等が発見されても、第三者機関の責任が非常に重くなると言うストーリーだ。
しかも、同じ会社の中で民間検査機関業務と第三者機関業務を行っている場合が多い。
(一つの物件では、第一審査と第三者機関の審査は、別会社が行う。
ただし今後同じ社で行われる事になるかも知れない。
そんな噂もある。)

結局役所(国)は責任を取らず、民間(個人が)責任を取る。
更に民間検査機関も第三者機関も基本はマニュアル審査しかしておらず、全責任を取る事は出来ないため、設計者の責任で構造計算を行う事に明確になった。

更に建築基準法は、最低限の基準でこれを満たせば、安全だとは言えない。
設計者の配慮が必要だと。
いくら審査しても、基準に乗っ取った範囲内であり、それでは安全でない事もある。
その場合は、設計者の配慮が足らなかった事になる。
疑問に思う不適切である基準も存在するが、その通り設計して支障が起これば設計者の責任である。
自分たちの作った基準に対しても、その責任を個人になすりつける。
(具体的にどんな基準が問題かは、後に紹介出来ればと思う。)

これからも、偽装事件が起こるかも知れない。
その時は、国は責任を取らない。
個人が悪いのだ。
その構図が出来上がった訳である。


一般の方は、誰であろうと責任取る人が居れば、それで良いと思うかも知れない。
ところが、設計者がそんな責任を取れると思うか。
責任保障のリスクと設計料は、全くつり合いの取れない話で、現実それらを保険に頼ろうと考えても、保険代すら支払う事も出来ない設計者が沢山いる。

そんな設計者の場合、建物の持ち主は、泣き寝入りである。

明らかな偽造は、普通に審査すれば見付けられる事が多いだろう。
恐らくそんな事をまたやろうと思う者は、少ないのではないかと思う。
ただ、故意でないミスや設計者のレベルにより、基準をどう捉え如何に個々の建物に反映するかは、設計者の責任であり、優秀な設計者を選択するのは、一般庶民の責任になる。

自己責任!





No.5 耐震偽装事件その後2

No.4の続き
国は、どんな問題でも非を認める事と国民の反発が一番怖いのだと思う。
非を認めれば、保障問題で金銭的な損害が出る。
又明確な改善策に手を焼くことになる。
ただそれは、国民の反発が無ければ、避けることが出来る。

どこかのサイトでこんな名言を見たことがある。
(遺伝子組み換え食品関連サイトだったと思う)

国は、問題解決ではなく、国民の目を如何に他に逸らすかに動力と費用を費やす。

正にその通りだと思ってしまった。

今回の事件は、偽装が見抜けなかったと言う事実は、どうしても問題点として残ってしまい、国が最も頭を痛めた点であると思う。
(普通は、被害にあわれた住民への対応だと思うが)

この事件を含む関連事件で、検査機関としては、民間検査機関イーホームズのみに悪いイメージを持たれているのではないかと思うが、実際はお役所でも偽造を見逃している。
他の民間検査機関でも見逃しているが、現在も普通に検査会社として存在活躍している。

まぁ、イーホームズ社長は、別件逮捕だから他が不問でも問題ないストーリーになる。
が、この辺がちょっと変だと思わないか?
他の民間は兎も角、お役所の非を認めるという事はただ事ではない。
お役所を守るため、イーホームズ社長は、別件逮捕になったと考えたくなる。

おっと!ただの妄想です。

次に、当時のTVコメンテーター達は、何故簡単に偽造出来プログラムなのか非難していた。
又、イーホームズ社長もこの点を述べている。

偽装をしやすいプログラムを認めているのが原因との議題対策として、大臣認定プログラムを作ることを決めた。
いや正確には違うだろう。
国民がそう思っている事への対策だろう。

これがまさに、国は、問題解決ではなく、国民の目を如何に他に逸らすかに動力と費用を費やす。
である。
計算書は、ただの紙ではないか。
例えプログラムが偽造できなくても、印字の改ざんは、簡単だ。

国は、大臣認定プログラムは、偽装防止が目的ではないと言うかも知れないが、国民は偽装防止対策が、大臣認定プログラムだと思ったのではないだろうか。
そして国民は、安心して殆どの方が、この件は解決だと思い、関心が逸れる。

正確な情報は、調べていないが今現在の大臣認定プログラムは、1つしかないと思われる。
しかも、度重なる不具合で、使用できない期間があったりである。

更にこのプログラムを所有している方は、他のプログラムを使用している方と比べ圧倒的に少ない。
そんなプログラム有ったんだんだ。
って多くの方が思ったに違いない。

更に更に他のプログラムメーカーも大臣認定プログラムを前向きに開発している。
では何故、1社だけなのか。
どうも認定条件が難しくその1社のみがクリアしているのとは違うようである。

認定条件が話し合われていて、最終結論が出ていない若しくは、聞かされていないため、プログラム開発が滞っているようで、何故大臣認定プログラムが存在するのか疑問のようである。
つまりそのメーカーと国は…

おっと!噂です。ただの愚痴でしょう。

更に更に更に、本当の大臣認定プログラムの目的は、こうです。
基準法改正に伴い、円滑な申請が滞り景気に多大な影響を及ぼした。
通常申請期間70日以内が、大臣認定プログラム使用で35日以内となる。
申請費用が安くなる等もありますが。

ただこれが意外に、大臣認定プログラムでなくても35日以内に申請が下りるものが多い。
又、大臣認定プログラムの性質上、扱える建物が正方形であるとか整った形状でないと、使用が出来ない。
はっきり言って、どうでもいい存在になりつつある。

結局一応存在する大臣認定プログラムも殆ど使われず、これからも他社が大臣認定プログラムを作ったとして、使える建物が極端に限られ、申請期間も変わらないかも知れない。
何のために作ろうと思ったと思う。
国民の目を欺くため。

まぁもう一つ有るかな。
続く




No.4 耐震偽装事件その後

耐震偽造事件のその後をどれだけ知っているだろうか。

事件自体は、黒幕と言われた経営コンサルタント所長、不問。
他、別件逮捕。
一級建築士A氏(構造設計者)の悪質な単独犯罪で幕をおりている。

正直でっち上げじゃないかと思う。
だって、対した力もない建築士が、自分の犯罪を隠すためあいつに言われたの一言で、あんなに騒ぎになって警察の調べが入って別件容疑を見つけられる。

こんなのが普通だったら、犯罪者の発言力は、とてつもなくでかいことになる。
目をつけられたものは、堪らない。
別件逮捕だって、…

まぁこんな事が言いたい訳ではない。
この辺りは、判断つきませんとして置く。

問題は、その後である。
偽装を見抜けなかった等、国民としては解決して貰いたい問題がそこにはあった訳である。
そちらがどうなったかである。

結論から言うと、国民の安心には更に遠ざかったと言わざるを得ない。

まず事件以前に、役所等(最近は民間もある)の申請を受理していれば大地震が来ても安心だなどと思ってはいないだろうか。
木造2階建は基本構造計算が必要ない。
国交省は、事件後必要性の議題実用化を検討して居たようだが、恐らくこのまま無かった事に成る。
構造計算をするものが足らない事と、役所等の審査する側の人手が確保できない現実がある。
やりたくても出来ない。半ば諦めだ。

ちょっとした計算がされていると思うが、そんなのは構造計算ではない。
壁量計算、引き抜き金物算定用だ。
略算だ。
ただそれだから全てダメとは言えない。
同じ建築士の意匠設計者の腕による。
(構造計算は建築士の構造設計者がする事が殆どだ。
意匠設計者も可能であるが、両立する者は少ない。
それぞれ専門分野である。)

構造計算がされている建物でも残念ながら安心は出来ない。
絶対的な安心の話ではない。
そもそも安心出来るように構造計算していないと言うことだ。

安心とは、建物の耐用年数を全うする事ではないだろうか。
大地震が来ても。

無理だ。
構造計算は、安心ではなく安全を目的としている。
地震等で建物が瞬時に倒壊し、人々が圧死等しないように、設計する。

言わば、人命のための構造計算だ。
倒壊を避けるために、わざと壁と柱・床の間に亀裂が起こるように、弱く造る箇所もある。
構造スリットと言うが、まず大地震でその辺りは、壊れる。


ちなみに、事件当時TVでスリットの必要性の説明をしていたが、全く見当違いのことを説明していた。
TVがこんなにもいい加減なものかと思ったものだ。
無理も無い一級建築士(主に構造設計者以外)ですらその説明を瞬時に答えられる者は、多くないのではないだろうか。
事件自体そう言う落ちになっている。
しかも、もっと簡単な話も専門分野外で片付けている。
知っていたのは構造設計者Aだけだと、だから単独犯罪になっている
あれだけ鉄筋が少なければ、地震力算定用の係数の確認位して欲しいものだ。
この係数が1/4に設定されていたようだが、正しい係数を知らないなら、建築士を辞めた方がいい。
建築士試験の最も簡単な問題で出題される内容だ。


脱線したが戻る。
修繕費が掛かります。構造によっては修繕しきれない費用になると思う。
水漏れもあるだろ。
もう住めなくなる事もあるだろう。

建物が倒れなくて、人命は確保されるが、もう住めない。
そんな事を受け入れている方がどれだけ居るのだろうか。

敢えてこの辺りは、公表していないのだと思う。
少なからず建築しようとする気持ちに迷いが弄る。
建築業界の景気や、保険やらの保障問題等奥が深いと思われるが、明らかに不当である。

さて事件後だが、
続く







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